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26SS COLLECTION 4/18 11:00AM(JST) START

un by Tomoyo Yoshida | 公式オンラインストア (公式通販)
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JOURNAL

どちらでもない場所で見えてくる感覚
2026.04.12

どちらでもない場所で見えてくる感覚

まもなく26SS Collectionが発売となります。今シーズンはこれまでのシリーズをアップデートしながら、自分の内側にある感覚をひとつのかたちとして作品にしました。 人生にはいくつもの通過点があります。春は特にその真っ只中にいる方も多いのではないでしょうか。 どちらでもない移行の途中。でも自ら選んで立っている場所。 流れに乗るか、乗らないか。可能性が広がっているその位置は、心が揺れるときでもあります。 この場所に立ち、向き合っているとき、もし自分を閉じてしまったり、自分に嘘をついてしまったら、流れに乗ることができずに後悔が残るかもしれません。 人は環境や未来に意識を向けすぎると、自分の内側の感覚を見失うことがありますが、その通過点こそが、自分がどうありたいのかその内側と静かに向き合うための時間であり、もっとも冷静さが試される瞬間なのかもしれません。 そして今回このジャーナルを綴るタイミングに、直島の李禹煥美術館を訪れました。彼の言葉の中に、同じモチーフを繰り返し表現する中にある差異性について触れられていたことが、今回のコレクションとも重なり、とても印象に残りました。 わたし自身も今回のシリーズに限らず、繰り返し同じモチーフを表現し続けていますが、繰り返すことで生まれるものは決して同じではありません。 内側にある感覚と、外側で出会う出来事や環境。その二つが重なり合うことで同じかたちをなぞっているようでいて、そこには変化が生まれます。 その差異は意図して生み出すものではなく、その時々に変化している自分が、そのまま現れているものなのだと思います。 だからこそ繰り返すという行為は、同じものをつくるためではなく、変化していく自分自身と向き合うための時間でもあります。 そして自分の中にある軸というものは、変化を受け取りながら、かたちを変えながら深まっていくものだとも感じています。揺らぎの中にあっても、その中心にあるものを見失わずに、その時々の自分を表現していきたいと思っています。 そこで導き出した答えは、さまざまな変化や出会いを受けながら、心に留まっていく自分の中にあるその軸をふとした瞬間に思い出せるような感覚から生まれました。 今月はブリエ・シグネットシリーズより、砂時計を横にしたようなフォルムのコレクションが発売されます。それは、左でも右でもなく、上でも下でもない、移行の途中にある時間と場所をかたちにしたものです。そして、その変化を受け取るということは、必ず通らなければいけない道も、その時間にしかない輝き(=ブリエ)があることを表現しました。 そして来月は、どちらにも動くことのできる通過点にいながら、自分の中にある軸が中心にあることで保たれていることを揺れるたびに思い出せるように、寄り添う存在として表現したコレクションが、フロストシリーズより登場します。 選択は二つしかないときもあれば、たくさんの可能性が広がっているときもあります。揺れるということは、何かを選び、動こうとしている証でもあります。その軸を可動する輪で表現しました。 わたし自身、軸が揺らぐこともあります。失うことを恐れて、何かにしがみついてしまうこともあります。 そして選択しなかったものを否定するのではなく、ご縁があればまたかたちを変えて自分のもとへ戻ってくることもあります。 自分が大切にしたいものを、大切にする。自分が愛したいものを、愛する。自分が在りたい人で、在る。 どちらでもない通過点に立つことで、いつのまにか複雑にしてしまっていた思考をほどき、シンプルな感覚に立ち返ることができるのかもしれません。 その感覚をふと思い出せる、小さな指標として。そんな想いを込めた26SS Collectionを、ぜひご覧いただけたらうれしいです。

15年目のはじまりに
2026.01.11

15年目のはじまりに

新年が明け、本日1月11日は、unの誕生日でもあります。 unはフランス語で「1」を意味する言葉であり、その意味を重ねて、設立日を1月11日にしました。ブランド設立から数えると14周年、そして15年目を迎えます。 15周年に向かう今、昨年あたりから、私自身が次のフェーズへ進まなければならないような使命感に近いものを感じるようになりました。 私は作るという行為そのものが、ある意味で精神統一のようなもので、無心になれる時間でもあります。心から一生ものづくりをしていたいと思いますし、彫金に出会えたことは人生の宝物です。 unを立ち上げた頃は、いつか地元福岡にアトリエ兼直営店を作りたいと考えていました。当時は夢のような目標でしたが、1年目から有難いことにたくさんの方の目に留まり、そこから目まぐるしい日々が始まりました。ただひたすら登り続けていたら、いつの間にか景色が変わっていた、というくらい無心だったように思います。 選択肢のひとつだった地元での直営店はいつの間にか自然に消え、私の方向性を変えてくれたのは、たくさんのお客様の存在でした。unを通して多くの景色を見させていただき直営店を構えて8年が経ちましたが、今もこうして表参道で続けさせていただけていることに、とても感謝しております。 そんな中で最近感じているのは、貴金属の高騰が止まらず今後も価格の上昇が続くことが確実な中で、貴金属を扱うジュエリーブランドの在り方そのものが問われていく重要な局面にいるということです。少し大袈裟かもしれませんが、新しい時代に向かうための調整期間を通過しているように感じています。 それは同時に、私自身にとってもデザイナーとしての調整期間なのだと思っています。昨年から始めたこのジャーナルもその流れのひとつです。 これまで私は、ジュエリーという媒体にコンセプトやアイテム名といった言葉をのせてきましたが、そのこと自体が少し抽象的でもあったため、もう少し深く掘り下げて届けたいと思うようになりました。 アーティストが音楽に言葉をのせるように、言葉は感覚だけでなく、意味を持ちながら時間を超えて残っていくものだと思っています。 言葉は深く掘り下げることで、受け取る人それぞれの解釈を生み、その人の想いと混ざり合っていく。その変化を内包する在り方こそが時間の中で広がり続け、ジュエリーという媒体を通して身につける人それぞれの物語へとつながっていくのだと感じています。 かっこいい、かわいい、といったシンプルな解釈も良いことだと思っています。それも含めて、人が選び、身につけた瞬間からジュエリーはその人の一部になっていく。それぞれの人生の中で生きていくものだと考えたとき、その媒体をつくる側として言葉をのせることで、自然と引き寄せ合うような関係が生まれていくのだと考えています。 今後もジャーナルを通して伝えていきたいことの軸は、ものづくりのことやブランドにまつわることですが、よりリアルタイムで感じていただけるように、Instagramのアカウント(@tomoyo.yoshida_)で新たに更新していくことにしました。 このアカウントでは、1点ものの作品や昨年から始めた油絵など、私の手で生み出したということが伝わるものを中心に、すべてものづくりに繋がる視点で切り取ることを大切にしたいと思っています。 いわゆるパーソナルな日常を切り取るのではなく、今日食べた料理の器の模様に惹かれ、そのテクスチャーを次の日に彫金で表現したくなったことや、アーティストの言葉が心に残りそれがunのものづくりに通じていると思ったことなど、「何がどのように影響してるのか」という、もう一歩深い部分をリアルタイムで伝えていけたらと思っています。 来週からお仕事でパリへ行きます。そこで感じたこともお届けできればと思いますので、ご覧いただけるとうれしいです。

Brillerシリーズ続編 水と光の原風景
2025.11.27

Brillerシリーズ続編 水と光の原風景

12月に展開される25HD CollectionのBrillerシリーズは、前回のジャーナルでも触れた“流動する光”を、さまざまな角度から解釈した作品です。10年以上愛され続けてきたコレクションとしてブランドのアイコンとなりましたが、そのデザインの根源には、学生時代に触れた “水と光の記憶” があります。 出身地の福岡から隣県の熊本へ向かい、阿蘇や菊池の渓谷に、季節問わず足を運んだ日々。あの場所で見た水面の揺らぎや森に差し込む光は、今も心に残る原風景です。 そして今年、奈良の天河を訪れたとき、そこで出会った渓谷の風景が、あの頃の記憶と重なりました。 小川の水に触れながら、小石たちを夢中で動画に収めていた時間。水面に差し込む光、小石のまわりを流れる水や空気。そのささやかな時間のすべてが、旅の記憶として刻まれました。 今回のBrillerシリーズは、あの日の景色や感覚を投影できたのではないかと思っています。そして、旅の断片が作品としてひとつの形になり、25HD Collectionとして登場します。 一つ目は、造形と天然石の特性から追求し、角度によって異なる色相を生み出す光です。それは、水面が光を受けた瞬間に見せる、一瞬ごとの表情と重ね合わせました。 ラブラドライトは、角度によって青光や緑光が走る“ラブラドレッセンス”を持ち、オパールは、多色の遊色が浮かぶ“プレイオブカラー”を宿しています。どちらも内部構造が光を分散させ、水面で起こる屈折や反射の現象と重なり合います。 シーブルーカルセドニーは、角度で色は変わらないものの、水深の違いを思わせる濃淡を内包したレイヤーそのもののような静かな表情を持ちます。 そしてリングに施した凹凸は、風が通り抜けたあとの水面の揺らぎや、光が跳ね返る微細な乱反射を抽象化した造形です。すべての天然石に個体差があり、すべての光が一瞬ごとに異なる表情を見せます。 二つ目は、川の流れに乗って角が削られ、水面の光とともにきらめく小石をイメージしたPebbleリングです。 今回は、形も質感も異なる三つの小石の姿を表現しました。並んだ三つのPebble=小石の上に、K10を一点ずつ手作業で溶接することで、それぞれが異なる表情を魅せながら、水面で光が跳ねる瞬間のきらめきとなっています。 定番でも展開しているBrillerシリーズと大きく異なる点は、三箇所の溶接を同時に成立させる必要があるため、それぞれの光のリズムを揃えるように、極めて繊細な調整を要する工程であることです。 そして、凹凸がマニッシュな雰囲気を生むため、性別を問わず身に着けやすいよう、程よいボリュームのフォルムに仕上げました。 三つ目は、“冬”のBriller。水面が凍りついたときに生まれる静かな表情を、二つの天然石で表現しました。 まず使用したのは、荒削りの質感が印象的な“かっこみ水晶”。 “かっこみ”とは、山梨の水晶加工で受け継がれてきた伝統的な工程で、原石から大まかなボリューム決めるために、タガネを当てて手作業で石を削り落とす加工のことです。現在では、この工程の多くが機械によって行われるようになりました。手作業の“かっこみ”は、破片が飛び散る危険があり、クラックの入り方によっては意図しない方向に割れてしまうこともあるため、材料ロスのリスクが高く、現代の制作現場ではほとんど行われなくなったとされています。 だからこそ、手作業で生まれた“かっこみ”の跡には、機械では再現できない不規則な削れ方と、偶然が刻む唯一無二の表情が宿ります。 今回使用している水晶は、そうした手作業の時代に加工されたものが、デッドストックとしてわずかに残っていたものを譲っていただいた希少な素材です。氷が張った水面に冬の光が触れたときのような、繊細できらめく反射をつくり出しています。 もうひとつは、“ラズライト in クオーツ”。ラズライトの深いブルーに、クオーツの透明感が重なることで生まれた、白から水色へと移ろうバイカラーの天然石です。...

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NEWS

2026年4月 / 5月 直営店オープン日のお知らせ

2026.04.01

POP UP at OSAKA 5.2 (sat) - 5.5 (tue)

2026.03.30

2026年3月 / 4月 直営店オープン日のお知らせ

2026.02.27
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